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社会学部では何を学ぶ?学べる分野をリストアップ

社会学部から拓ける進路を考える際に、社会学部でどのような学びを経験できるのかを知っておくべきでしょう。
「社会学部での学び」と「アドミッションポリシー」を確認していきましょう。
社会学部では何を学ぶのか|社会学部の範疇に属すもの
- 心理学
- 統計学
- 人類学
- メディア論
- 社会問題
- 福祉
心理学
心理学は、英語ではサイコロジー(Psychology) ですが、サイコは「心」をあらわし、ロジーは学問とか科学・法則を示します。ですので、心理学を「心の科学」ととらえるのが妥当ですが、では「心」とは何かと 考えると、とても深く広い問題になります。心のはたらきのあらわれとしての「行動」も心理学の対象となるし、意識することができない心の側面である無意識も心理学の対象となります。
心理学に興味のある方,日本心理学会
社会学部で学べること、1つ目は心理学です。
心理学といっても、その分野は多岐に渡ります。社会学では特に、家族や組織、恋人関係など、ある社会的枠組みにおける人々の心理を扱います。
統計学
統計学とは、ある程度以上の数のバラツキのあるデータの性質を調べたり、大きなデータ(母集団)から一部を抜き取って、その抜き取ったデータ(標本)の性質を調べることで、元の大きなデータの性質を推測したりするための方法論を体系化したものです。
統計学とは,データ分析基礎知識
社会学部で学べること、2つ目は統計学です。
「社会」というある意味での母集団を研究対象とする場合、その調査の過程において、統計学的な作業は非常に有効です。
社会問題を扱うとき、どうしても、珍しくセンシティブな事例に目を向けてしまいがちです。しかし、統計学を用いることで、社会の大局を把握することができます。
人類学
人類学は,「生物としてのヒト」を総合的に研究する学問で,ヒトとは何かを科学的に偏りなく理解し,実証的で妥当性のある人間観を確立することを目標としています。
日本人類学会
社会学部で学べること、3つ目は人類学です。
人間を生物学的に呼称すると「ヒト」になります。生物学的な「ヒト」を扱うことで、社会における「人間」の本能的な側面を学問することが可能となります。
また人類学も「自然人類学」と「文化人類学」に大別でき、人間を「ヒト」として扱うのは「自然人類学」の方です。
メディア論
メディア研究(英語: media studies)は、様々なメディア (媒体)、とくにマスメディアについて、そのコンテンツ(情報内容)、歴史、効果などを取り扱う研究分野である。メディア研究は、社会科学と人文学の両方の伝統を引いているが、おおむね、マスコミュニケーション、コミュニケーションに関する諸学、コミュニケーション科学 (communication sciences)、コミュニケーション学(communication studies) などが源となっている。
メディア研究,Wikipedia
社会学部で学べること、4つ目はメディア論です。
「世論」という言葉が注目される昨今、社会を研究対象とするなら、メディアの影響を無視することはできないでしょう。またインターネットにおける世論形成もまた、メディア論の範疇です。
社会問題
社会学など社会科学の分野では、社会問題について、客観的な定義にもとづいて分析しようとする立場がある。たとえば、その社会の人々の一部、または全員の「幸福」を毀損している(と判断しうる)事象を見つけだし、社会にとってそれは有害だと定義づけ、これを基準に社会を観察し、該当するものに社会問題A、B、C…と名づけていく。
赤川学,「社会問題の社会学」とはなにか――「構築主義1.0」から「構築主義2.0」へ
社会学部で学べること、5つ目は社会問題です。
人種やエスニシティ、ジェンダーセクシュアリティ、児童や動物に対する虐待をはじめとする逸脱行為など、「社会問題」という言葉は、非常に幅広いトピックを包括しています。
福祉
社会福祉には高齢者や障がい者への支援から、育児支援や生活困窮者への支援なども含まれる。社会福祉学の役割は、広く人々の生活にかかわる問題を発見・分析し、具体的な解決指針を提示することだといえる。これからの日本社会を支えるうえで必要不可欠な学問分野となる。
河合塾Kei-Net
社会学部で学べること、6つ目は福祉です。
社会福祉とは、簡単に言えば社会の構成員である人々への支援一般を指します。社会学は、そんな社会福祉も学問の対象としています。
みんなの卒論テーマでみる社会学部での学び
ここまで「社会学部で学ぶこと」と題して、社会学部で学ぶことができる様々な分野をご紹介してきました。
それらを踏まえた上で、ここでは「同志社大学」「明治学院大学」2校から社会学部の過去の卒論テーマをいくつかご紹介します。
ぜひ、志望理由書や自己PR書類などの制作に役立ててみてください。
卒業論文テーマ 同志社大学 社会学部
(テーマのみ一部抜粋)・首里城はどのようにして沖縄の「シンボル」となったのか
卒業論文テーマ,社会学科,同志社大学 社会学部
・世代別に見た芸舞妓のキャリア-上七軒の事例をもとに
・制度の変遷過程 -京都の伝統産業を通して-
・シェアリングエコノミーに関わる意識
・音楽ストリーミングの受容から見る脱作品化と受動選択社会
・ひとり親家庭の子どもの抱える「生きづらさ」
・離島における関係人口の創出と持続可能性
・パパ活の実態-パパ活女子の学習と動機付け-
・なぜ若者はテラハを見たのか-テラハの流行と終焉-
・「ゆとり世代」言説はどのように機能したか
・トラックドライバーの過重労働とその要因
・京都神祇工芸を取り巻く環境変化と今後の展望
・ディズニー作品における女性像の変化と社会のかかわり
・意識高い系と若者たち
・訪日外国人観光客の増加からみる京都のゲストハウス事情
・高度経済成長期以降の人口動態-社会増減に着目して-
・〈ボーイズラブ〉の魅力-描かれる関係性の対等性-
・集団組織の維持・崩壊プロセス -大学生のよさこいサークルをモデルに-
卒業論文 明治学院大学社会学部社会学科
(テーマのみ一部抜粋)・東日本大震災の被災地における漁業コミュニティと伝統文化コミュニティの意義― 岩手県大槌町を事例に ―
卒業論文,明治学院大学社会学部社会学科
・戦後日本における「特攻」表象の変容 ― 小説を中心に ―
・在日ベトナム人留学生の現況と生活状況に関する考察 ― 数的データとインタビュー調査を中心に―
・ 学校におけるTV教材・デジタル教材の活用状況 ― 小中学校でのNHK 教材利用を中心に ―
・就業からみるセクシュアルマイノリティが抱える問題
・ジェンダーレスファッションから見る社会的性差
・マスメディアにおける性的マイノリティ表象と寛容性の関連性について
・古着の社会学 ― なぜ若者は古着を求めるようになったのか ―
・ LGBTQツーリズムがもたらす影響と今後の課題 ― インタビュー記事とテルアビブ論文からの分析 ―
・「いいね」ボタンによるコミュニケーションの分析
・「日本」を形づくるのは “創られた伝統(Invention of Tradition)“ か
・哲学的視点から考える「笑い」 ― ラーメンズのコントを考察 ―
・人工知能を人間と見做せるか ― ハンナ・アーレントの「人間の条件」の観点から ―
・郊外住宅地の可能性 ― 多摩ニュータウンを例にして ―
・『82年生まれ、キム・ジヨン』はなぜ支持されるのか ― フェミニズムの歴史と現在 ―
・現代の「カフェ」という空間における社会性について
ジェネレーションZによるサスティナビリティの可能性
社会学部の卒業論文で扱われるテーマはかなり幅広く、音楽や映像作品などのエンターテインメント要素を扱ったものから社会問題を扱ったものまで様々です。
卒業論文のテーマをみると、社会学部では幅広いことを学ぶことが可能であり自分の興味を研究テーマにしやすい学部であることが伺えますね。
自分が志望する大学の卒業論文のテーマを調べることは、志望理由書や自己PR書類の制作において必要不可欠なリサーチの一つです。ぜひ、志望する大学のホームページを調べてみてください。
社会学部では何を学ぶのか|早稲田大学のアドミッションポリシーとまとめ

早稲田大学 社会学部のアドミッションポリシー
豊かな人間性(自己内で対話する力、忍耐力、道徳、他者との共感的理解、多様性や新しい考えに開かれた態度、自立的活動力)、確かな学力(広く深い社会への知的な関心・想像力・探究心、論理的思考力、それらを支える確かな言語・数量・情報の知識と技能)、および実践力(課外活動の経験による自己管理、自己修正、チームワーク、困難な課題に立ち向かう勇気、やり遂げる力)において優れた個人の資質、活動実績のある者を幅広く日本国内および世界より求める。
教育理念,早稲田大学 社会学部
上記の早稲田大学のアドミッションポリシーからもわかる様に、社会学部は、
社会への深い関心はもちろん、研究等の活動を達成するのに必要な問題解決能力や論理的思考など、様々な素養を持っている人を期待しています。
まとめ|オンラインチェックで志望理由書の添削を受けよう
ここまで、社会学部で学ぶことができる分野をご紹介してきました。
社会学は、社会という大きな枠組みの中で発生する様々な事象をテーマとしており、心理学から統計学まで、学際的に学ぶことができる魅力的な学問です。
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