大学受験の勉強スケジュールを具体的に考えるこの企画、今回は私立文系編です。
「偏差値40からでも、受験期間をダッシュで駆け抜ければ革命的な大下剋上が可能」
それが私立文系の醍醐味です。
私立文系の受験は、喩えるなら「朝の電車」です。
寝坊しようと、支度が遅かろうと、電車の時刻に間に合ってしまえば余裕を持って家を出た他人と何ら結果は変わりません。
このスケジュールでは、
志望校を決めて目標点を設定し、そこから逆算しながらスケジュールを立てています。まだ高校2年生の方はもちろん、既にこのスケジュールの真っ只中にいるであろう受験生の皆さんにも、勉強する皆さんにとって役立つ内容となっています。
ぜひ参考にしてみてください。
国公立文系はこちら↓
目次
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- この計画におけるゴールの設定
- 1〜2月の勉強はこれ
- 11〜12月の勉強はこれ
- 9〜10月の勉強はこれ
- 7〜8月の勉強はこれ
- 5〜6月の勉強はこれ
- 3〜4月の勉強はこれ
- 3月以前にすべき勉強
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大学受験の勉強計画 文系の私立|ゴールの設定
ここでは早稲田大学・法学部の入試で96点/150満点(64%)を超えることをゴールに設定します。各教科の得点配分は以下を想定します。
- 国語:32点/50満点(64%)
- 外国語:40点/60満点(66%)
- 社会or数学:24点/40満点(60%)
- 総合:96点/150満点
もちろん上記の得点配分はあくまで一例です。社会選択か数学選択かによっても変わってくるでしょう。皆さんの得意教科との兼ね合いでここは微調整してみてください。
早稲田大学・法学部の基本情報は以下のとおりです。
-入試科目-
個別学力試験 | 3教科(150点満点) 【国語】国語総合・現代文B・古典B(50) 【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(備考参照)(60) 《地歴》世B・日Bから選択(40) 《公民》政経(40) 《数学》共テ(40) ●選択→地歴・公民・数学から1科目 |
---|---|
備考 | 数は共テの「数I・A」と「数II・B」を受験。外は英・独・仏・中から1(独・仏・中は共テの当該科目を受験) |
-合格最低点-
2020 | 法学部|(学科組織なし) | 一般入試 | 私:90.295/150(独) |
2019 | 法学部|(学科組織なし) | 一般入試 | 私:92.745/150(独) |
2018 | 法学部|(学科組織なし) | 一般入試 | 私:91.745/150(独) |
大学受験の勉強計画 文系の私立|1〜2月の理想

1〜2月の理想:早稲田大学・法学部またはレベルの近い大学・学部の過去問で得点率65%を超えている
本番直前である1〜2月時点にはやはり、志望校やレベルの近い大学・学部の過去問で目標点を突破している状態が理想です。
私立文系:1〜2月の勉強内容
1〜2月の主な勉強内容をリストに挙げてみました。
- 週2回の過去問演習
- 数学選択ならば共通テスト対策(過去問・問題演習)
- それ以外でも過去問を大問に分解して勉強に利用
この時期には頻繁に過去問に触れるようにすると良いでしょう。共通テストまでの半月程はその対策に重きを置きましょう。時間を測って行う実践的な過去問演習に加え、過去問を大問ごとに解いてみる勉強法も有効でしょう。
大学受験の勉強計画 文系の私立|11〜12月の理想

11〜12月の理想:①早稲田大学・法学部またはレベルの近い大学・学部の過去問で得点率60%を超えている ②共通テスト・センター過去問で総合80%後半を安定してとれる
受験勉強も佳境に差し掛かるこの時期、志望校や同レベルの大学・学部の過去問で、少なくとも合格最低点マイナス5%ほど取れていることが望ましいです。
私立文系:11〜12月の勉強内容
11〜12月の主な勉強内容をリストに挙げてみました。
- 週1回の過去問演習
- レベルの高い問題集を利用した勉強
- 数学選択ならば共通テスト対策
- 社会選択ならばハイレベルな知識を習得
この時期には週1回の過去問演習を行います。また数学選択であれば共通テスト対策、社会科選択であればハイレベル知識や記述問題対策の勉強を行いましょう。
11月〜12月は「諦め」のラインを把握すべき時期
この時期になってくると、志望校と自分の実力の間にある壁の高さを、
日々の勉強や演習・過去問対策などで段々と実感してくるようになります。
そんな時期には、必ず「諦め」のラインを把握するようにしましょう。
大学受験の勉強計画 文系の私立|9〜10月の理想

9〜10月の理想:①マーチレベルの過去問で7割以上安定している ②共通テスト・センタ過去問で総合8割安定している
9〜10月にはマーチレベルの過去問で総合7割以上安定、共通テスト・センター過去問で総合8割安定している状態が望ましいです。
私立文系:9〜10月の勉強内容
9〜10月の主な勉強内容をリストに挙げてみました。
- 週1回の共通テスト・センター過去問演習
- 週1回の私立過去問演習
- 英語はレベルの高い問題集を利用した勉強
- 社会科は共通テスト・センターレベルの完成
この時期から過去問演習をスタートさせます。少なくとも国語・英語の共通テスト・センター過去問は週1回解くことをおすすめします。私立の過去問にも週1回のペースで取り組むと良いでしょう。また社会科目については10月が終わるまでに共通テスト・センターレベルで9割得点することを目指すと良いでしょう。
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大学受験の勉強計画 文系の私立|7〜8月の想定

7〜8月の想定:共通テスト・センター過去問で英語8割・国語7割・社会7割/数学6割安定している
7〜8月の目標は、共通テスト・センター過去問で、科目ごとに違う上記の目標点を突破することです。
私立文系:7〜8月の勉強内容
7〜8月の主な勉強内容をリストに挙げてみました。
- 2週間に1回の共通テスト・センター過去問
- 英語長文を毎日1題解く
- 社会は共通テスト・センターレベルを一通り終える
- 数学を一通り終える
- 漢文・古文の目処をつける
この時期には2週間に1回のペースで共通テスト・センター過去問を解きます。英語については、長文問題を1日1題解くようにします。また社会と数学については、夏休み中に共通テスト・センターレベルの範囲を一通り終えることを目指しましょう。
漢文・古文については、夏休み中に共通テスト・センターレベルで得点率8割超えを目指しましょう。
大学受験の勉強計画 文系の私立|5〜6月の想定

5〜6月の想定:共通テスト・センター過去問で英語7割安定
5〜6月には、英語の共通テスト・センター過去問で7割安定している状態が理想です。
私立文系:5〜6月の勉強内容
5〜6月の主な勉強内容をリストに挙げてみました。
- 英語長文・文法の問題演習
- 英単語(共通テスト・センターレベル)を固める
- 古文単語・文法の勉強スタート
- 社会/数学の勉強をスタート
英語長文・文法の問題演習を積み、夏休みまでに英語の得点力を固めると良いでしょう。また、この時期から英語以外の勉強を本格的にスタートします。
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大学受験の勉強計画 文系の私立|3〜4月の予定

3〜4月の予定:共通テスト・センター過去問で英語6割安定
この時期には、英語の共通テスト・センター過去問で6割安定している状態が理想です。
私立文系:3〜4月の勉強内容
3〜4月の主な勉強内容をリストに挙げてみました。
- 英単語・文法・(長文)の勉強
この時期に共通テスト・センターレベルの英単語・文法を一通り終え、英語長文の勉強へ移行します。
大学受験の勉強計画 文系の私立|3月以前の勉強内容
ここまで、高3の春以降の受験勉強スケジュールを見てきました。では3月以前、すなわち高校2年生のうちに勉強しておくべきことは何でしょうか?高3のスケジュールを立てることで見えてくる、高2までの間にやっておくべき勉強は以下の通りです。
- 社会科・(数学)の授業には少し耳を傾けておく
私立文系の3科目であれば、高校3年生から受験勉強を始めても十分間に合います。
高2までのうちにやっておくべきことは、後の勉強を少し楽にするために社会や数学の授業を少し耳を傾けることくらいです。
もちろん、それだけでは心配な方もいらっしゃるでしょう。
その場合には、英単語の勉強や現代文を読む習慣をつける等の準備をしておくことをおすすめします。
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