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合格と不合格の差を、
実際の書類例を見ながら解説しています。
薬学部の就職先|薬学部の就職先 概略

薬学部の就職先に見られた特徴をまとめてみました。
- 薬局・ドラッグストアへ薬剤師として
- 医薬品製造という業界に薬学部生のニーズがある
- 薬品試験・治験の管理業務という専門的な仕事がある
ぜひ、上記の3点を念頭に置いて読み進めてみてください。
薬学部の就職先|業種でみる薬学部生の就職先
薬学部生の就職先を分析するにあたって、まずは日本大学薬学部のデータで薬学部生の就職先業種を見てみましょう。

薬学部の就職先にあるCRO・SMOとは
日本大学薬学部の就職先として挙げられている「CRO・SMO」とは何でしょうか。
CROとSMOについて、それぞれ確認してみましょう。
CROは医薬品開発における管理・調査等を行う企業
CROは製薬会社からの委託を受け、主に医薬品開発における臨床試験や製造販売後調査及び、安全性情報管理を行う企業です。
chall-edgeより
CROとは ”Contract Research Organization” の略であり、
主に、医薬品の臨床試験・調査・情報管理を行う企業のことです。
CROの企業例
CROの企業例を一部挙げてみました。
ぜひ、気になる会社のHPを確認してみてください
もっと見る 日本CRO協会HP
SMOとは
SMOは、医療機関と契約し、GCPに基づき適正で円滑な治験が実施できるよう、医療機関において煩雑な治験業務を支援する組織です。
株式会社クリニカルサポート
SMOとは ”Site Management Organization” の略であり、
治験実施時における、様々な業務を支援する組織のことです。
SMOの企業例
SMOの企業例を一部挙げてみました。
ぜひ、気になる会社のHPを確認してみてください
もっと見る 日本SMO協会
薬学部の就職先|薬学部と製造業の関係(慶應と千葉大)
次に、薬学部と製造業の関係についてみていきましょう。
参考にしたのは下記の大学(学部)です。
- 慶應義塾大学 薬学部
- 千葉大学 薬学部6年制

慶應大学薬学部の就職先を業種別でみると、製造業がその多数を占めていることがわかります。
ちなみに、2位に位置する「卸売・小売」に関して、調剤薬局がこの業種に位置付けられています。
そのため、ドラッグストアで薬剤師として働く場合には「卸売・小売」に分類されているものと思われます。(参考:日本標準産業分類における「調剤薬局」の扱いに関する検討結果について)

千葉大薬学部(6年制)の就職先データにおいても、その業種内訳の4割近くが「製造業」となっています。
慶應大学と千葉大学の薬学部就職先データからわかるように、薬学部の就職先として製造業は大きなウエイトを占めているのです。
薬学部と医薬品製造業

医薬品製造を行なっている大塚製薬の採用情報をみるとわかる様に、
医薬品製造業界では、薬学部での学びの経験は重宝されます。
もちろん、大塚製薬でも、薬学専攻でない方にも採用の門戸は開かれています。
しかし、薬学部で得られる知識や経験は特に、医薬品製造業において役立ちます。
薬学部の就職先|資格から考える進路選択

薬学部で取得可能な資格をまとめました。
薬学部での学びは、様々な職種・職業分野で役立つ資格に応用が効きます。
薬学関連の国家資格
- 薬剤師
- 危険物取扱者
- 食品衛生管理者
- 毒物劇物取扱責任者
- 向精神薬取扱責任者
- 廃棄物処理施設技術管理者
- 建築物環境衛生監理技術者
薬学関連の任用資格
- 食品衛生監視員任用資格
その他の薬学関連資格
- 水道技術管理者