- 「反対語や類義語は一緒に覚えましょう」
- 「主要な意味から覚えましょう」
- 「単語帳は何周もしましょう」
こんなことは当たり前ですよね。
もっと言えば、これらは「覚え方」ですらないでしょう。
この記事では、古文単語を覚えるときの具体的な「作業」そして「行動」を考えていきます。
古文単語が嫌になる原因
- 現代語っぽいのになんか違う
- 1単語に対して意味が多い
古文単語の中でも、とりわけ私たちを悩ませるのは上記のような単語でしょう。
しかも、上記のような古文単語に限って入試問題によく出るんですよね。
「憎まれっ子世に憚る」とは正にこのこと。
現代語っぽくもなく意味も1つしか持たない、そんなマジメに頑張る古文単語たちが可哀想です。
ということで、ここからは「意味が多すぎる単語」と「現代語っぽいのになんか違う単語」
これらをどう攻略するか、その方法を考えていきます。
この2種の単語にはいずれ慣れる
「現代語っぽいのになんか違う」例えばこんな単語たち
- 遅る イミ 先立たれる
- おこたる イミ 病気がよくなる
- おどろく イミ 目を覚ます
「1単語に対して意味が多い」例えばこんな単語たち
- あさまし イミ 驚くほどだ、あきれるほどだ、情けない….
- すずろなり イミ なんとなく、むやみに、不意に….
上記のような厄介な単語は、まだまだたくさんあります。
しかし、冒頭でも述べたようにこのような単語こそ、問題に出る単語なのです。
ですから、これらを覚えなければいけません。
ここからは、厄介な単語たちを覚えるために実践してほしい、
勉強での具体的な作業や行動を見ていきましょう。
覚え方
- 問題演習で見かけたら単語帳に正の字
- 普段の会話や独り言で使う
問題演習で見かけたら単語帳に正の字
正の字で目にした回数をカウントすることで、単語帳に目を通す機会が増えます。
さらには、単語ごとの優先度まで見えてきます。
このようなデータは、あなたの武器となります。
複数の意味をもつ単語については、その意味ごとに数えてもよいでしょう。
普段の会話や独り言で使う
古語を普段の生活で耳にすることは無いでしょう
そうなると、古文は活字でしかあなたの中に入ってきません。
色々な感覚で単語を自分自身に印象付けることが、覚えることへの近道です。
また、言葉の意味を覚えるのに一番大切なのは「意味」そのものを覚えることではありません。
「いつ使われるのか」を実感することです。
例えば「やばい」という言葉はいろいろな場面で使われます。
良い「やばい」もあれば、悪い「やばい」もあるでしょう。
このような言葉の意味を問われても、きっと困ってしまうでしょう。
だから、意味を覚えるよりもいつ使われるかを実感することの方が重要なのです
どんどん古文単語を使って、単語が使える場面の雰囲気を実感しましょう。
まとめ
- 問題演習で見かけたら単語帳に正の字
- 普段の会話や独り言で使う
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