「英語長文の復習ってどんなことをすればいいんだろう?」
こんな素朴な疑問を抱えている受験生も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、英語長文の復習方法がわからないという方のために具体的な4つの作業手順をご紹介します。
この記事を最後まで読めば、今日から英語長文の復習を迷わず行うことができるようになりますよ。
先に、簡単に4つのステップをご紹介しておきます。
〜英語長文の復習4ステップ〜
- 知らない単語にイミを添える
- SとVの把握
- 修飾関係を記す
- 当日に3回、翌日に3回の音読
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英語長文の復習方法|復習の意義

長文復習の具体的な4つのステップを見ていく前に、復習の意義について確認しておきましょう。
一度やったことをやる「復習」という作業。これはなかなか億劫であり、やりたがらない方も多いでしょう。
ということで復習のメリットをいくつかご紹介します。
英語長文の復習には勉強のうまみ成分が凝縮されている
「勉強のメインは復習である」と言ってしまっても良いかもしれません。
〜復習のメリット〜
- 回数をこなすほど自分の弱点に焦点が当たる
- 回数をこなすほど時間がかからなくなる
- 前日の内容を振り返るだけで勉強が2倍になる
復習を何度も行うことは「わからないこと」「知らないこと」のろ過作業ようなものです。
つまり復習によって自分の弱点に焦点が当たっていくのです。
復習をすることで勉強する範囲を狭めることができるので、復習にかかる時間も短くなっていきます。
つまり、復習を繰り返すことでどんどん勉強そのものの負担が軽くなっていくのです。
そして何よりも前日の内容を翌日に振り返れば2回勉強したことになりますよね。
このように復習には多くのメリットがあるのです。
英語長文の復習方法〜具体的な4つのステップ〜

改めて英語長文の復習、具体的な4つのステップをご紹介します。
- 知らない単語にイミを添える
- SとVの把握
- 修飾関係を記す
- 当日に3回、翌日に3回の音読
英語長文の復習方法 ステップ①知らない英単語に意味を添える
何でもかんでも英単語を和訳してしまうのは、英語の勉強において良い方法とは言えないでしょう。
しかし全く単語が分からないと読みにくいですし、何よりもわからない単語に出会うとビビッてしまいますよね。
ではどうするのかというと、単語の注釈を添える作業に1つ工夫をしてみるのです。
〜単語の意味・1つの工夫〜
- 日本語訳ではなく、似ている、または近い意味の「英単語」を添える。
英単語を意味として添えることで、できるだけたくさん英語を使って勉強するようにするのです。
形容詞や副詞はこの工夫を全面的に実践していきましょう。
しかし、名詞や専門用語に関しては、日本語で意味を添えることがやむを得ない場合があるので、その場合は日本語を使っても良いでしょう。
英語長文の復習方法 ステップ②SとVの把握

この「SとVの把握」が英語長文を読むときに1番大切なポイントでしょう。
もっと言えば、S(主語)が一番大切かもしれません。
なぜかと言うと、主語さえ分かってしまえば後はその主語を基準にし、「なんなのか」「どうしたのか」を探して読めばよいからです。
そしてSとVの把握は次の記号を使うことをお勧めします。
- Sは<>で囲う
- VにはVと書く
また、SとVに印を書くときに注意点が2つあります。
〜SとVに印を書くときの注意点〜
- SとVが全て対応していることを確認する
- Sが主部の場合はもらさず<>で囲う
この2つの注意点に気を付けることで、長文中の1つ1つの文構造が見えてくるでしょう。
英語長文の復習方法 ステップ③ 修飾関係を記す
修飾関係をしっかりと把握することも、英語長文では大切なことです。
修飾関係を表すときには、2種類の矢印(↳と↩)を使って記すことをお勧めします。

上の画像は、「カギ付きの矢印以降がそのカギの直前を修飾している」という意味です。
長々とした文で修飾されている部分に惑わされないようになると、長文に強くなります。
英語長文の復習方法 ステップ④当日に3回、翌日に3回の音読

英語長文の復習において音読は非常に大切な作業です。
3までの作業で、文章上の知らない単語は0になり、SとVも把握できた状態になっていると思います。
「SとVの関係」「名詞(名詞節)と修飾部の関係」の2点を意識して読んでみましょう。
音読の回数ですが、当日に3回、翌日に3回くらいを目安に行えば充分だと思います。
ただしその3回というのは、できるだけ集中した3回にするように心がけてみてください。
音読していると、ふと別のことを考えてしまうことがありますよね。
集中していなかったときは1回にカウントしなかったりと、少し厳しくやってみると良いかもしれませんね。
英語長文の復習方法〜まとめ〜
この記事の内容を振り返ってみましょう。
- 知らない単語にイミを添える
- SとVの把握
- 修飾関係を記す
- 当日に3回、翌日に3回の音読
長文の復習方法がわからなかったという方も、ぜひ紹介した方法を実践してみてくださいね。
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